気にしてる?!ダイエットにも関係している「舌の正しい位置」
こんにちは!
パーソナルトレーナーの宮城島です。
皆さんは、舌の「正しい位置」 って気にしたことありますか?
舌の位置に正しいとか間違いなんてあるの?
という気持ちを持つかもしれませんが、医歯学的にはちゃんと正しい位置が決まっているそうです。
正常な位置は、上顎にぴたっとくっついている状態。
異常な位置は下の歯に舌先がくっついている状態とのことです。
矯正歯科では、この正しくない位置にある舌のことを「低位舌(ていいぜつ)」と呼びます。
この「低位舌」ですが、舌の筋力が弱いとなりやすいそうです。
舌の位置が悪いとどうなるの?
この低位舌のまま成長すると、「下顎前突症」※通称「しゃくれアゴ」になる可能性大となります。
その理由は、低位舌のせいで、喉の気道が圧迫されることによる呼吸のしずらさから自然と顎を前に出すことに加え、下顎への過度な舌圧(ぜつあつ)が長年継続することによるもの。
舌の位置が顔の形まで影響するなんて・・・!
と思った方。
実はそれだけじゃないんです。
「低位舌」はしゃくれアゴになりやすい危険性の他にも様々なデメリットがあります。
・睡眠時無呼吸症候群になりやすい
・過度ないびき
・歯周病発症率が高い
・口臭の発生
・口の中が乾燥しやすいため風邪を引きやすい
・(筋力の衰えている高齢の方)誤嚥(ごえん)を起こしやすく、その結果、「誤嚥性肺炎」を発症しやすくなる
と、こんな風に実に様々なデメリットを引き起こしてしまうことになるわけです。
その他にも、常に口元の筋肉のしまりが弱いため、更なる筋力低下を招き、結果的に骨の成長にも影響を与え、「アデノイド顔貌」と呼ばれる顔相になることもあるそうです。
ダイエットの関係は?
さて、散々「低位舌」の怖さを書きましたが、それじゃダイエットへの影響はどうなのか?について書いてみたいと思います。
このブログはダイエットにまつわる内容を書いてますので、上記デメリットの中から「いびき」と「睡眠時無呼吸症候群」に注目したいと思います。
【無呼吸症候群とは?】
無呼吸:口、鼻の気流が10秒以上停止する
低呼吸:10秒以上換気量が50%以上低下する
低呼吸指標:1時間あたりの無呼吸と低呼吸を合わせたものの
を総合的にみて判断するものですが、総じて「睡眠時に無呼吸状態になっている」と考えていただくといいと思います。
無呼吸症候群まではいかなくとも、いびきや歯ぎしりなどにより日中に激しい眠気があったり不眠に陥っている場合も「いびき・歯ぎしり不眠症」と呼ばれます。
以前の記事にも書いた通り、睡眠の質がダイエットに大きく影響しているということもあり、この「低位舌」がダイエットにも深く関係していることは間違いないと思います。
簡単な舌の体操
先程、 低位舌は「舌の筋力が低下するとなりやすい」と書きました。
ということで、簡単にできる舌の体操をお伝えします。
口を閉じたまま、舌でぐるぐると円を描くように歯茎(はぐき)をなぞります。
20回ほど廻したら今度は反対に20回ほど廻します。
これだけです。
これを1日2セット繰り返します。
慣れてきたら徐々に回数を増やして、50回くらい行えるようになると舌の筋肉が十分鍛えられます。
この他にももっと簡単に低位舌を治す方法もありますが、これは機会があればまた書きたいと思いますのでみなさんまずはこれをやってみてくださいね♪
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