筋トレ後のドーパミン、アドレナリンなどの効果を増やす方法!
誰でも運動をして軽く汗をかいた後というのは気持ちがいいものですが、これにはれっきとした科学的根拠があります。
筋トレや運動によるストレス刺激は、ドーパミン、βエンドルフィン、ノルアドレナリンなど脳から様々なホルモンを分泌させる効果があり、これらの物質が多幸感や気分の高揚、興奮など、精神面に大きな影響を及ぼしているからです。
米国のサイト、shape.comでは『脳内麻薬』とも言われるエンドルフィン、ドーパミンはどのようにすれば、よりトレーニングで分泌を高められるか??
そしてこれらのホルモンの分泌による、気分の高揚を持続させる方法というものについて触れていました。
ワークアウトの高揚感をずっと味わいたいあなたのために、ワークアウトの後のエンドルフィンラッシュを長引かせる7つの方法を紹介します。
“ランナーズハイ”という言葉を聞いたことがあると思います。アリゾナ大学トゥーソン校の研究によると、実際に心拍数を上昇させる活動を30分以上行うと、エンドルフィン(アナンドアミドと同様の神経伝達物質)が分泌されます。
エンドルフィンには、マリファナの気分を高揚させる成分である、THC(テトラヒドロカンナビノール)と同様の効果があります。これらの化学物質のおかげで、ジムに行った後に幸せな高揚感を感じることができるわけです。
でも残念なことに、その感覚はすぐに薄れてしまいます。ジムの後の高揚感をより長く味わうためのいくつかの方法をご紹介します。
1.全力でワークアウト
ナチュラルハイの状態を長引かせるには、まずワークアウト中に全力を尽くすことです。
身体が苦痛を感じるとき、身体はアヘンと同様の作用を持つエンドルフィンを放出します。「ベター・ハイ」の著者であるマット・ベラス博士によるとエンドルフィンは化学的にはアヘンと相似し、同様の高揚・鎮痛効果を持ちます。
このエンドルフィンの効果を最大限に、より長く実感するためには、トレーニングが苦痛である必要があるわけです。走る場合は全力のスプリントを何本か追加したり、トレーニングの場合はいつもより重いウェイトを使ったり、いつもより1セット多くしてみたりといったことを試してみましょう。ワークアウトの後で、その効果は実感できるはずです。
2.屋外でワークアウト
持続性のあるナチュラルハイの状態を望むのなら、ハイキング、サーフィンや水泳といった屋外でのワークアウトをベラス博士は勧めています。
新鮮な空気、特に海や山の周辺の空気には、気分を向上させる効果を持つマイナスイオンの微粒子が含まれていることが、研究で明らかになっています。
3.友達とワークアウト
様々な調査によると、友人とワークアウトをする人はエクササイズをより楽しみ、そしてより熱心に取り組む傾向があります。そしてそれは、『post-workout glow』(トレーニング後の気分の高揚感)にもつながります。
4.喜びをSNSでシェア
高揚した幸せな瞬間を楽しむことは、それを経験すること自体と同じくらいに大事なことです。
ニュージーランドのウェリントンビクトリア大学の研究では、良いことに集中できないと、その後の気分の高揚も弱く、また短時間しか続かないということが判明しています。
ベラス博士は幸せを実感する簡単な方法として、直接的に、またはSNSへの投稿を通じて友人とシェアすることを勧めています。
そうすることで、自分自身の幸せについて考え、そのことに感謝する気持ちが生まれ、喜びが深まります。また、あとでそうした投稿やテキストメッセージを見返すことで、その気持ちを追体験することもできるのです。
5.栄養補給
ベラス博士によると、自分がおいしいと感じるものを食べると、脳の中枢でドーパミンが放出されます。また、砂糖とカフェインも短時間の高揚感をつくりだしますが、その後の欠乏感も大きいのです。
特にワークアウトの後に何かを食べるときは、筋肉がタンパク質を必要としているということも忘れないでください。
6.性行為
様々な研究の結果、運動は性的興奮を呼び起こすことが知られています。つまり、運動するだけですでに性的欲求が高まるのです。
加えて、性行為でさらに快感をもたらすエンドルフィンとホルモンが放出されるので、ワークアウト後の高揚感との相乗効果を得ることができます。(でもまずはシャワーを浴びましょう!)
7.音楽
ワークアウト中にはプレイリストの音楽を聴いているかもしれません。でも、クールダウンの後も音楽を使いましょう。
マギル大学の研究では、好きな音楽を聴くことで脳がドーパミンを放出することがわかっています。だから、好きな曲は100回聴いたあとでもまだ幸せな気分になれるのです。ジムを出たあともiTunesはそのままオンにしておけば、高揚した気持ちを持続させることができます。
いかがだったでしょうか??
運動や筋トレは、このように分泌されるホルモンの観点からみても、精神面に前向きな影響を与えるということがわかると思います。
確かに身体が疲れ果てていても、気分が充実して心地よい時というのはありますよね。そんな時は、これらのホルモンが分泌されているのかもしれません。
脂肪を減らしたい、筋肉をつけたいという目的以外に、これらの精神的な効果を自覚できた時に、運動が長続きできるのではないかと思います!
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